みしこ in サンフランシスコ

40歳からの海外移住|グルメ|アート|カルチャー|国立公園&アウトドア|ショッピング

私は英語ができません

またしばらく更新していませんでした。

渡米から1年4ヶ月がたちました。

目立った変化はありませんが、毎日楽しく元気にやっています。

 

ところで私は英語ができません。

 

ホームシックもなく妙な順応性のある私にとって、

英語ができれば今の困りごとはほとんど解決するんじゃないかと思うほどに、

英語ができるようになるということは私の最重要課題でもあります。

 

なので、私は英語ができない、できるようになりたい

という話を方方でしておりましたら、

タダで英語を教えてあげる、一緒に英語を学びなおしたいという人が現れました。

 

これはありがたいと会う約束を取り付け、

まずはおしゃべりをしていたところ、

彼女は「人より英語ができる」ことがアイデンティティだったものの、

渡米して自分よりも英語ができる日本人に遭遇し、

アイデンティティクライシスを起こしていたことがわかりました。

 

私も渡米してからしばらく、我何者ぞ、などと

不毛なことに思考エネルギーを費やしていたので、

共感を抱いていたのですが、

 

「〇〇さんは本当にすごいから一緒にいると劣等感でつらいけど、

 あなたとなら癒やされる」

 

と言われ我に返りました。

一言一句覚えてはいませんが。

 

彼女にとって、私は英語もできずに歳をとった劣等生物なのでしょうか。

真意はわかりませんが、一まわり以上年上の私の前で

これ以上歳を取りたくないと話す様子を見るに、

何事も深く考えないタイプなのかもしれません。

 

彼女はきっと、心からの親切心で英語を教えようとしてくれたのでしょう。

でも、根底には他者と比較することで得る自己肯定感を満たすために

私に英語を教えたいという思いがあるのではなかろうか...

と感じてしまいました。

 

私の考えすぎかもしれませんが、

今このような文を書いているくらいなら、

その場で彼女にどういうつもりか聞いてみればよかったと思います。

気まずくなったかもしれないけど、もしかしたら理解し合えたかもしれない。

こうしていつまでもうじうじ考えたり、

あとから思い出し怒りに時間を使ってしまうのが私の悪いところです。

 

ま、タダより高いものはないとも言いますし、

ちゃんとお金を払って英語を習おうと思います。